男の子(息子)がピンクのランドセルが欲しいといった!どうする?どうした?!

こだわりがない親なら早く買う必要はない

最近はランドセルを選んで購入することを「ラン活」といい、

ランドセル商戦は祖父母を巻き込み5月からスタート。

高級ランドセルがあったり、人気のデザインのランドセルは即売り切れ!なんて、大盛り上がりしていますね。

我が家に関しては、私も夫もそれほどこだわりもなく、

早く購入しすぎても邪魔になるんじゃない?くらいの意気込みでした。




ピンクのランドセルを欲しがる息子

『赤いランドセルを男の子が欲しがることがある』という話はちらほら聞いていました。

ヒーローの赤ですね。

今はさらにジェンダーレス化が進んでいるので、

デザインもシンプルなものも増えました。

さて、息子に何色のランドセルが欲しいか聞いてみた年明け。

答えは「ピンク」

確かにこのころ息子は本人の希望で肩まで髪を伸ばしていたし、

選ぶスニーカーもピンクでした。

ハートが付いていてどう見ても女の子向けのもの。

スニーカーは、黒ベースのピンクや水色のラインのものに話し合いをして決めました。

実際の写真がこちら。

男の子 ピンクのランドセル 水色のランドセル ピンクの服 スニーカー




女の子向けのスニーカーです。

そしてランドセルもピンクを希望。

しかもスニーカーの時と同じく可愛らしいベビーピンクがいいと。

刺繍でこんなハート入ってるよ?キラキラのついてるよ?と確認するも、

それでいい、と。

写真を見てもわかるように、青色のTシャツを着ていますが、

それまでは何でもよかった感じで。

ただ、今欲しがるものは「ピンク」

いじめられないか、6年もあるので気が変わらないか。。。皆心配になりますよね。

ランドセルカバーをピンクにしてみてはどうか?

黒ベースでラインをピンクにしてみてはどうか?

スニーカーの時のようにお互いの妥協点を図るも、譲らない息子。

まだ先なので、そのまま様子を見ることにしました。




ラン活の始まる5月。答えはピンク。

夏過ぎにまた聞いてみました。

ピンク。その次は水色と言います。

ブルーではなく、水色。

ハートの刺繡やキラキラがついていて、やはり女子向けのようなカラーを選びます。

色々言われるかもしれないよ?と聞いても、大丈夫と言います。

ここがお互いの妥協点なのだろうか・・・?

6年使えるのか…。

幼稚園入園のころはアンパンマンが大好きだった息子が、

年長さんでは嫌がるようになりました。

あれは小さい子が見るもの!と。

もしかしたら、水色も途中で嫌になるのではないかとふと頭をよぎります。

もう少し様子を見ることにしました。




押しつけだけはしたくなかった

さて、季節も進みもう11月。

周りの子たちはすでにランドセルが届いたと報告しあい、

息子も欲しがるようになりました。

「ピンクはダメ!水色はダメ!」というのは簡単かもしれませんが、

本人の意思が固いならば、本当は欲しかったのにと心が押しつぶされるのは良くないと思いました。

ギリギリまで様子を見よう。

最悪、安い水色のランドセルを買って、ダメだったら買い直すかリュックにすればいい。

そう思っていたら息子が恐竜にどハマり。

ねぇねぇ、恐竜の緑か茶色なんてどう?と聞いてみたら、

恐竜の緑か茶色ならいい、と返事が!

これを聞いた週末に気が変わらないうちにと、

息子がOKをだした茶色いランドセルを購入しました。




人格を尊重すること

我が家の場合は上手く風向きが変わりましたが、

子どもの気持ちが強ければ、真摯に向き合うことが大切だと思います。

ランドセルカバーなどの妥協点を見つけてみる。

可能性としてからかわれるかもしれないことなどを伝え、

それでも気持ちが変わらなければ、

安い希望のカラーのランドセルを買って、ダメだったら買い直すかリュックにすればいい。

くらいの、心持ちでいたらいいのではないかと思います。

「自分の意志を曲げられた」「親の言うようにさせられた」という気持ちは、

後々満たされない心として残り、蓄積されどこかであふれ出たり

大人になっても心が病む原因になったりすることがあります。

親も心の余裕をもつ思考ができないと、頭ごなしに命令しそうになるので、

子育ては修行ですね。




高学年になった今

高学年になり、もう時効かなと思い、我が家の体験を記事にしました。

因みに今ピンクのランドセル、水色のランドセルの話を本人にすると、

無かったことに!と少し恥ずかしそうにします。

でも、ピンク色は今でも好きなようです。

今日も茶色のランドセルを背負って登校していきました。



 

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